こんにちは。メンタルアップカウンセラーの澤村直樹です。
今日は親子心理の三回目として、「子育てのヒント」について一緒に考えてみましょう。
皆さんはこんな事を考えたことはありませんか?
「良い子育てって一体なんだろう?」って。
・・・と、その前に。
ここで使う「良い」とは、誰かと比べた相対的な表現ではありません。
便宜上「良い」と置くだけで、ここにはご自身でしっくりくる形容詞を入れていただければと思います。
それでは、話を本題に戻しましょう。
今の社会は情報化が進み、雑誌やテレビはもちろん、携帯やインターネットなどからも自分が欲しいと思う情報は幅広く、しかも手軽に調べることが出来ます。
子育ての情報も例外ではなく、「マニュアル」のようなものであれば、私よりも皆さんの方が詳しくご存知かもしれません。
しかし、この情報というものは上手く使いこなさないと大変なことを引き起こす危険性も含んでいるのです。
情報過多であるが故に、全てを知らないと損をしているような気になり様々な知識を集め、本来欲しかった情報をいつの間にか見失ってしまう・・・。
結果、それらがごちゃ混ぜになったマニュアルを子供に押し付け、上手くいかなければ情報を疑い、また同じようにマニュアルをどこかから見つけてくる。
こんなことが続けば、子供は一体何をすればいいのか混乱してしまいますよね。
そもそもマニュアルというのは、与えられる側からすれば息苦しいものなのです。
自動車教習所や就職面接などを想像してみてください。
とにかく、「あれはダメこれはダメ、ここはこうしろああしなさい」と様々な規制をかけられます。
こんな状況では、緊張してしまい自分のしたいことを表現するのは至難の業ですよね。
マニュアルを欲しがる時というのは、子育てに対する焦りや不安、もしくは「自分はマニュアル通りにやっている」という、言い訳が欲しい時なのかもしれません。
その「言い訳」を、カウンセリングなどで吐き出し癒すことで焦りや不安を解消し、そこから生まれた心の余裕によって、自分の満足のいく子育てへと繋げていく。
良い子育てとは、子供の気持ちを理解する心の余裕が、あなた自身にあるかどうかということです。
まずは、あなた自身を癒してあげてください。
次回は、「子育てのヒント②」についてお話したいと思います。