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<澤村 直樹>親子心理(第五回/真っ白なキャンバス)

皆さん、こんにちは。

メンタルアップカウンセラーの澤村直樹です。


今日は親子心理の五回目として、お父さんお母さんの言葉や態度がお子さんにどんな影響をもたらすのかについて考えてみましょう。

心理学の世界では、「人生とは本人が主人公のドラマである」という捉え方をし、そこには個人個人の脚本が存在していると考えることがあります。

そして、その脚本は生まれてから3~4歳くらいまでに自分自身で書き上げるとされています。

書き上げた後は脚本に沿って人生を演じていき、他者との付き合い方や物事の捉え方や決断に関して
その都度臨機応変に決めているようでも、実はこの脚本に従って決断しているというわけです。


皆さんは、こんな気持ちになったことはありませんか?

「言わなきゃいいのに、また言っちゃったな・・・」

「結局いつもこうなるんだよな・・・」

このように何度も同じような場面を体験するのも、幼少期に体得した価値観などによって固定化された
シナリオを大人になってからも忠実に演じてしまう
ために起こるのです。

ダメだダメだと頭ではわかっていても、脚本通りに演じないと監督に怒られてしまう・・・といった感じですね。

つまり、4歳くらいまでの間に他者とどのような係わり合いを持ち、その中からどのような価値観を得るかが、その後の人生に大きな影響を与えるわけです。

お父さんお母さんが誰かの悪口を言ったり、理不尽な怒り方をしてしまえば、子供は「他者否定」という価値観を脚本にこっそり書き込むかもしれない・・・というように。。

もちろん、この脚本は悪いものばかりではなく、人生を有意義に送るための良いシナリオも含まれています。

特に生まれたばかりの赤ちゃんには価値観がなく、成長していく段階で少しずつ体得していくわけですから、言わば真っ白なキャンバスに自由に絵を書き色を加えていくようなものです。

子供が素敵な脚本を書き上げ、自分の人生に次々と鮮やかな色を書き足していけるかどうかがお父さんお母さんの腕の見せ所のひとつかもしれませんね。

次回はその「価値観」についてお話したいと思います。

コメント (2)

はじめまして。私は日本反省協会というものを立ち上げました。もしよかったらホームページへいらしてください。http://www.geocities.jp/jsea2007/
また、ホームページの中でよりよい反省について検討をしていきたいと思っています。具体的には「反省の原因」・「反省の方法」・「改善の方法」の3つのプロセスについて記述したいと思っています。
もし、反省のあり方について何かいい方法を今まで聞いたことがあったり、ご自身で何か体験したことがありましたら、お手数ですが、教えて頂きたいのでよろしくお願いします。
また、もし上記3つのプロセスの要素のうち、1つだけの場合でも教えて頂けると幸いです。こちらまでメールを頂きたいのでよろしくお願いします。jsea2007@yahoo.co.jp

大久保様
この度はコメント有難う御座います。メンタルアップのブログ担当です。
今後の御活躍と御健勝をお祈りいたします。

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2007年03月22日 16:49に投稿されたエントリーのページです。

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