<浅野 聡子>夫婦のための心理学(第一回/結婚したから幸せ?!)
こんにちは、メンタルアップカウンセラーの浅野です。
今回から“夫婦のための心理学”について少しお話させて頂きたいと思います。
◇ 離婚件数 258,000組 ◇
厚生労働省の「H18年の人口動態推計値」です。
H14年度の「289,836組」発生間隔 48秒に一件をピークに
減少に転じているものの依然、高い数値を示しています。
「未熟な夫とどう付き合うの」の著者、山崎雅保さんのコメントとして
“夫婦の問題は物理的な不公平感の調整によって解決するものではない。
妻が求めているものは夫によって「個人として尊重されること」であり
夫が最も不得手なのは「自立した個として妻と真摯に向き合うことに他ならない」”
と述べています。
私もマリッジカウンセリングをしておりますが、その中でも最近よく聞かれるのが、「モラルハラスメント」という言葉です。
例えば・・・妻が話しかけていても、夫はTVをみたまま何のリアクションもなし。
「あなたはいつも私の話を聞いていないのよね」と妻が言うと
夫は「聞いているし、言ってる事もわかってる」と怒る。
それが繰り返され、いつしか諦めとなっていき、本当に会話がなくなっていく。
これも一種のモラルハラスメントなのです。
一つボタンを掛け違えて、どんどんずれていく二人。
「これでいいのかしら」と思っても、私が我慢してればこの場をやり過ごすことができるし・・。
そんなたいした問題じゃないのかもしれない。
夫婦も何年も経てばこうなるのよね。
もし、皆さんの中にそんな思いを感じてらしたら、もう一度だけ思い出してみませんか。
「結婚したから幸せ」なのではなく、
「良きパートナーとしての関係を築いているから幸せ」なんだということを。